【読谷】復帰後初の県知事・故屋良朝苗さんの顕彰事業推進期成会(山内徳信会長)は14日、顕彰モニュメントとして立像の銅像を村役場敷地内に、生誕地の碑を村瀬名波の生家跡に、いずれも2015年3月をめどに建立することなど顕彰事業を発表した。村が期成会に1千万円を寄付する予定だが、広く県内外に募金への協力を呼び掛ける。同日、村文化センター中ホールで開かれた第2回総会後に山内会長らが会見した。

屋良朝苗さんの功績について語る山内徳信会長(左から3人目)=14日、読谷村文化センター中ホール

屋屋良朝苗氏生誕の地碑の案

屋良朝苗さんの功績について語る山内徳信会長(左から3人目)=14日、読谷村文化センター中ホール 屋屋良朝苗氏生誕の地碑の案

銅像や児童劇、記念誌発刊

 屋良朝苗さん(1902~1997年)は、村瀬名波出身。高校教員を経て米軍統治下で自治権拡大や人権擁護闘争などにも取り組み、復帰前の公選主席や復帰後最初の県知事を務め、戦後の教育復興にも尽力した。事業は屋良さんの功績を若い世代にも伝えるのが狙い。

 山内会長は「屋良先生は県民の大きな星であり、村民の誇り。政治だけでなく教育の復興にも力を注いだ。児童生徒が、私も屋良先生のようになりたいと志を大きく持つようにしたい」と意気込んだ。

 事業はこのほか、来年8月をめどに児童劇「屋良朝苗物語(仮題)」の制作・上演、来年6月をめどに顕彰事業記念誌の発行など。期成会とは別に村事業として小学校高学年から中学生向けの副読本の出版、シンポジウムも予定されている。

 期成会の事業予算は7千万円でうち1千万円を村が寄付、残り6千万円を募金で集めたいとしている。

 生家跡につくる顕彰碑のそばには屋良さんの略歴や建立趣意のほか語録なども記す。周辺には駐車場なども整備する。児童劇の脚本は大城貞俊さん、演出は県文化振興会の平田大一理事長が務める。

 募金の問い合わせは瀬名波公民館、電話098(958)2594。