県内最大の地域ブログを運営するてぃーだスクエア(浦添市)のグループ会社・シーポイント(浜松市、野澤浩樹代表)が、沖縄を拠点にアジア展開を強化している。10月にもベトナムに現地法人を立ち上げ、来年には台湾にも拠点を設ける方針。先行するタイや香港に、スクエア社から県出身の職員を派遣する。地域ブログのアジア展開を加速させ、沖縄を含め日本に興味を持つ人々のネットワークを各国に構築。ネットを通じて海外に物産や観光の魅力を幅広く売り込む。(照屋剛志)

シーポイントのアジア拠点

 タイでは、2008年にバンコクにシーポイントタイランド(伊禮喬太代表)を設立。タイ人向けにバンコク市内の日本料理店や日本の食材を紹介する会員制サイト(会員6万3千人)を運営するほか、戸別宅配のフリーペーパー(2万9千部)も毎月発行。独自に築いた日本に興味を持つタイ人ネットワークを活用して、沖縄を含めた日本への観光誘客や国産食材の輸出促進を後押ししている。

 タイの事業が軌道に乗ったことに加え、来年の東南アジア諸国連合(ASEAN)の経済統合も見据え、ベトナムへの進出を決めた。ベトナムでは4年前から、現地企業と共同で会員制サイトを運営。現在の会員は約1万人だが、今後はタイと同規模まで増やし、年明けにもフリーペーパーを発行する。

 ベトナムの特産品を使った商品開発も手がけたい考え。ASEANの経済統合では、通関手続きや関税が縮小される見通しで、域内の交流が増えると判断。商品開発でベトナムからの輸出や観光土産の需要増加を見込んでいる。

 同社はインド、ミャンマー、オーストラリア、ブラジルでも現地企業と共同で、会員制サイトを運営。これらの国々への進出も検討している。

 野澤代表は「沖縄は、日本と海外をつなぐハブ(拠点)ととらえている。沖縄出身のスタッフに海外で活躍してもらい、地域活性化に貢献したい」と述べた。