【北中城】北中城村大城区の県道146号沿いの「大城喫茶店」と呼ばれる旧大城バス停跡で、100株余のコチョウランが鮮やかな白や赤紫の花をつけ、道行く人や観光客の目を楽しませている。花は向こう1カ月が見ごろ。

再利用した根株で鮮やかな花々を咲かせたコチョウランの数々=北中城村大城区喫茶店(旧バス停跡)

 地域の美化活動を進める花咲爺会の新垣秀昭さん(72)や外間裕さん(同)らが数年前からレストランやホテル、結婚式などで使ったディスプレー用のランの根株を業者から譲り受け、再生させた。

 ランの根株は通常、役目が終わると廃棄される。新垣さんらはかねてから再利用を考えており、喫茶店周囲の鉢やフクギの木に根づかせた。

 丹精込めて育てているが、何度も盗難に遭ったり、台風時には会員が鉢を引き取り風雨から守るなどの労苦も。しかし「美しい花が咲くたびに疲れも吹っ飛ぶ」(新垣さん)と開花が喜びだ。

 中城城跡前から喫茶店を通る東西約500メートルの左右の歩道沿いは、同会が植栽した約1千株のボウランやシンビジウムも彩り、同会ではその区間を親しみを込めて「護佐丸通り」と呼んでいる。(翁長良勝通信員)