【北中城】北中城村(新垣邦男村長)が、キャンプ瑞慶覧泡瀬ゴルフ場跡地に防災拠点を想定した3千人規模のアリーナ建設を計画していることが17日、分かった。アリーナではスポーツ行事や文化イベントを開催し、大規模地震などの災害時には、同地区に建設中の大型商業施設イオンモール沖縄ライカムや中部徳洲会病院と連携し、住民が避難する防災拠点として活用する。順調に進めば2019年度の完成予定。(大城大輔)

北中城村のアリーナ建設予定地

 アリーナ内には備蓄倉庫や災害対策室も設置。イオンモールや中部徳洲会病院の敷地間は道路が通るため、それぞれの建物を連絡橋で連結する方法も検討する。隣接地に沖縄電力の液化天然ガス(LNG)の供給設備を整備する計画もあり、3日分の供給量を備蓄できるほか、イオンモールや中部徳洲会病院の電気も確保できる。

 村によると、イオンや中部徳洲会病院との防災協定も視野に入れ、物資の提供や負傷者の治療、避難住民の収容などで連携する構想だ。東海岸に津波が襲来した場合、村民だけでも約3千人が避難すると想定している。

 防衛省のまちづくり支援事業で整備するため、村はすでに実施計画を策定し、沖縄防衛局に提出。事業が認められれば、15年度に実施設計、16年度に着工したい考え。建設費は約30億円。イオンモールは15年春、中部徳洲会病院は16年4月の完成予定。

 沖縄県防災危機管理課によると「県内で官民が連携して防災拠点化するのは聞いたことがない」としている。

 村は健康長寿の村づくりを進めており、村民が幅広く利用しやすいサブアリーナも併設する予定。新垣村長は「防災や健康づくりの中心になる施設にしたい」と話した。