【名護】国内希少野生動植物種に指定されているノグチゲラの親子3羽が7日、名護市源河の山中で確認された。環境省やんばる自然保護官事務所が17日発表した。主な生息場所は国頭、大宜味、東の沖縄本島北部3村で、名護市内で繁殖が確認されるのは初めて。同事務所は、ノグチゲラの繁殖分布域が回復傾向にある証拠とみている。

名護市内で繁殖が確認されたノグチゲラの雌の成鳥(左)と幼鳥=7日午前7時10分ごろ、名護市源河(渡久地豊さん提供)

 ノグチゲラの調査をしている環境省ノグチゲラ保護増殖事業ワーキンググループ委員の渡久地豊さん(52)が雌の成鳥1羽と幼鳥1羽、さらに2羽の近くで雄の成鳥1羽を確認、3羽が親子であると判断した。渡久地さんは「これまでは市内での生息の確認だったが、今回親子で確認されたことで、安定して繁殖できるかという次のステージに入った。今後は営巣を確実に見つけたい」と話した。

 名護市内では昨年9月、源河より南の名護岳で雄の成鳥1羽が確認されている。同事務所では、本島北部でマングース防除対策が進んだことで、生息密度や分布域が回復傾向にあると推測している。渡久地さんは市内でのノグチゲラの目撃情報の提供を呼び掛けている。情報提供は名護博物館、電話0980(53)1342まで。