総合食肉卸業の牛庵(糸満市、石川武社長)は18日、有機食品販売のオーガニックス(千葉県佐倉市、山口崇社長)が取り扱うハラール認定の米国産チルド牛肉、黒毛和牛枝肉販売の大正(大阪市、濱門美喜男社長)のブランド「大黒千牛」と熟成牛肉「深喜21」の総代理店になったと発表した。

 ハラールはイスラム教の戒律を守っている食品のこと。オーガニックスによると、ハラール認定牛肉の継続的な輸入は初。米国の認証機関が認めた牛肉を首都圏などに出荷。沖縄でもイスラム教の観光客が増えるとみて代理店契約を結んだ。

 ハラール認定牛肉を加工・調理する場合、施設や器材も戒律に従う必要があり、牛庵では直営の焼肉店などの改装を検討、県内の飲食店や量販店にも理解を促し、2~3年以内に出荷を本格化させたい考え。

 大黒牛肉は長期肥育にこだわり、うまみを引き出した大正の独自ブランド。枝肉に処理した後は室温と湿度が管理された施設で約21日かけて熟成。塩分を加えた風を送って余計な水分を取り除くことで、うまみが凝縮されるという。牛庵の各店舗で販売している。