【西表島=竹富】「外来種のカエル」と「西表・奄美のカエル」のお話会が9、10の両日、竹富町離島振興総合センターなどで開かれた。外来種のカエルが西表島の自然に及ぼす影響を学ぼうと西表野生生物保護センターが主催、島の住民らが参加した。

カエルや固有の生態系の話に聞き入る来場者=西表島、上原多目的集会施設

特定外来生物のオオヒキガエル(提供・石垣自然保護官事務所)

カエルや固有の生態系の話に聞き入る来場者=西表島、上原多目的集会施設 特定外来生物のオオヒキガエル(提供・石垣自然保護官事務所)

 奄美両生類研究会の亘悠哉さん(36)が講師を務め、石垣島で定着した外来種のオオヒキガエルやシロアゴガエルが西表島へ侵入、繁殖した場合の脅威を海外の事例を基にスライド写真で解説した。

 毒を持つオオヒキガエルを発見した場合、捕獲する際の注意点も説明され、在来生物を守るため、住民の意識向上や、個人で取り組める生物保護の在り方を提案した。

 一方、亘さんは、カエルが餌にするハチやムカデ、カエルを食べるヘビやカニなど西表や奄美の生き物の関わりを楽しく紹介。「食う、食われる生物の基本を学ぶことで、奥行きのある生き物の世界を見つけられる。自然の面白さを島民みんなで意識することが、島の生き物を守る取り組みにつながるのではないか」と話した。

 参加した白鳥美奈子さんは、「外来種侵入を食い止める活動は島民みんなで意識して行うべきだと思った。もっと現状を勉強し、島の自然についてもっと知りたいと感じた」と熱っぽく語った。(川端紀栄子通信員)