ものまねタレントの魅川憲一郎が、活動15周年を記念したコンサート「タナバタ・イブ 魅ルキーウェイコンサート」を7月6日午後5時から、浦添市のてだこホールで開く。美川憲一のものまねと歌謡ショーのほか、芝居や映像も盛り込んだ集大成のステージ。魅川は「応援してくれるファンに感謝を伝えつつ、前向きに新しいことに挑戦していく節目の年にしたい」と笑顔で語った。

15周年記念コンサートへの意欲を語る魅川憲一郎=那覇市・沖縄タイムス社

 物心ついたときからアイドルに憧れ、タレント養成学校に通い、スカウトの目に留まって高校卒業後に上京。しかしデビュー直前に所属事務所が倒産し、22歳で沖縄に戻ってきた。芸能界を諦めきれず、チラシやスーパーのモデルをこなしながら、アパレル業界で働いていた経歴がある。

 転機が訪れたのは29歳のとき。知人の誕生会で披露した美川憲一のものまねが好評だった。その後、ライブハウスでものまねを披露するようになったが、「コロッケさんがまねしている人くらいの認識しかなかった。美川さん一本ではなく、チェッカーズや郷ひろみもしていた」と振り返る。

 美川にしぼったきっかけの一つが初のTV出演。「全く似てない。ショックでした」。美川ではなく、美川をまねているコロッケのものまねだったと気付いた。美川のファンクラブに入りコンサートへ足を運び、ワイドショーを録画してメークや話し方を研究した。当時、氷川きよしがブームで「中高年女性のパワーに驚いた」。この層に狙いを定めた魅川。今は「沖縄のおばさまのパワーに支えられている」と笑う。

 2009年の10周年にはオリジナル曲「翼ひろげて」を発表したが、記念公演は開いていない。「今回は本当に楽しみ。あれもしたい、これはどうだろうとアイデアが湧いてくる」と力が入る。

 美川本人から「公認」を受け、知名度が高くなった今も美川のチェックは欠かさない。「まだ、ものまねのゴールには届いていない」と客観的に見る。「近道だったのか、遠回りだったのか。ステージに立てた喜び、夢がかなった喜びは絶えず実感している」と15周年をかみしめた。

 入場料は前売り3800円、問い合わせはRBCビジョン、電話098(864)2200。