【多良間】黄色のマントをかぶったような華麗な姿から「キノコの女王」と呼ばれる「ウスキキヌガサタケ」が19日朝、多良間村塩川の本村恵和さん(66)のサトウキビ畑で確認された。

マントのような黄色の菌網が特徴のウスキキヌガサタケ(右)と卵形のつぼみ(左の二つ)=19日午前、多良間村塩川(羽地邦雄さん撮影)

 スッポンタケ科。早朝に卵形のつぼみから顔を出し、3時間ほどで15~20センチに成長。かさの下からマントのような菌網を長く垂れ下げる。半日ほどで変色して縮み、根元から倒れる。

 本村さんは朝日を浴びて黄金色に輝くウスキキヌガサタケを発見。畑に100株以上が姿を見せているという。「農業を長い間やっているが初めて見た。かさとマントをかぶった妖精のようだ」と目を丸くした。

 日本、中国、韓国、インド、メキシコに分布し、国内では京都府以西で記録がある。県内での確認はまれ。食材に利用できる。

 キノコの分類に詳しい千葉科学大学の糟谷大河講師(29)は「沖縄での確認は論文や図鑑に記載がない。サトウキビ畑というのも、100株という規模も聞いたことがない」と話した。