【国頭】環境省やんばる自然保護官事務所は20日、国頭村楚洲で交通事故に遭い保護されていたヤンバルクイナの成鳥1羽が回復したとして、保護された場所に近い森に返した。ことし交通事故に遭ったクイナは20日現在23羽。うち21羽は死んで、回復して放鳥されたのは今回で2羽目。

けがから回復し勢いよく走り出すヤンバルクイナ=20日、国頭村楚洲

 クイナは体長約30センチ、体重約400グラム。性別は分かっていない。4日、県道70号でカラスに頭をつつかれているところを発見され、発見者が同事務所に搬送。NPO法人どうぶつたちの病院沖縄で治療を受けていた。

 ことしの交通事故件数は過去最悪の2012年同時期の35件に次ぐペース。10日には同事務所の統計上では初めて、東村高江での交通事故が確認された。

 同事務所の山本以智人自然保護官は「子育てシーズンで子連れでの出現が多くなる。車で走る時はゆっくり、安全運転をお願いします」と呼び掛けている。