仲井真弘多知事は23日、糸満市摩文仁の平和祈念公園で執り行われた沖縄全戦没者追悼式で平和宣言を読み上げた。全文は次の通り。

 69年目のこの日を、厳粛な気持ちで迎えることになりました。戦後このかた、私たち県民は、この日に込められた平和への強い思いを胸に刻みつつ、歩いてきました。

 幾多の困難を乗り越え、郷土沖縄の発展にまい進することができたのは、あの戦争で失ったものの大きさを痛感し、その思いを原点に据えることができたからであります。

 しかし、私たちは、立ち止まるわけにはいきません。沖縄をめぐる課題はなお山積しており、その解決に向かって、県民の総力を掲げ、着実に前進しなければなりません。

 特に、沖縄の基地負担を大幅に削減し、県民の生活や財産を脅かすような事態を、早急に、確実に改善しなければなりません。普天間飛行場の機能を削減し、県外への移設をはじめとするあらゆる方策を講じて、喫緊の課題を解決するために、全力を注がなければなりません。そのために、私は普天間飛行場の5年以内の運用停止を求めているのです。

 慰霊の日に当たり、全戦没者のみ霊に謹んで哀悼の誠を捧げますとともに、恒久平和の実現を目指して、県民の強い思いと英知を結集し、まい進していくことを宣言します。

 2014年6月23日

 沖縄県知事 仲井真弘多