戦後69年の「慰霊の日」の23日、沖縄全戦没者追悼式(主催・県、県議会)が糸満市摩文仁の平和祈念公園で執り行われた。20万人超の戦没者の名を刻んだ公園内の「平和の礎」や同市米須の「魂魄(こんぱく)の塔」、各慰霊塔には早朝から多くの遺族らが訪れ、戦没者に追悼の祈りをささげ、恒久平和を誓った。

 平和の礎には、子どもからお年寄りまで幅広い年代の遺族が訪れた。刻まれた名前の前に花束を供え、涙を流して手を合わせる人の姿があった。

 追悼式では安倍晋三首相が、昨年に続いて来賓あいさつ。岸田文雄外相と小野寺五典防衛相も昨年に続き参列。キャロライン・ケネディ駐日米大使も出席した。仲井真弘多知事は平和宣言を読み上げた。正午の時報に合わせ戦没者に黙とうがささげられた。

 戦後69年たった今も、県内には日本の米軍専用施設の約74%が集中し、基地から派生する騒音や事件・事故が後を絶たない。米軍普天間飛行場へのオスプレイ強行配備など、今なお過重な基地負担に住民生活が脅かされている。日米両政府は県民の多くの意思に反して、普天間飛行場の辺野古移設を推進。海底ボーリング調査を7月にも着手する。

 沖縄戦では、住民、日米軍人などを含め20万人超が亡くなった。「平和の礎」には今年新たに54人が追加刻銘され、計24万1281人となった。