【宮古】宮古地区では23日、計6カ所で慰霊祭が執り行われた。宮古島市平良の慰霊之塔では、平良地域遺族会が追悼式を開き、参列者は正午の時報に合わせて黙とう。戦没者のみ霊に手を合わせた。

慰霊祭で焼香する参列者=宮古島市平良

 慰霊之塔には平良出身の軍人や軍属、学徒ら計608柱の名前が刻まれている。慰霊祭には下地敏彦市長や宮古島署の平良英俊署長らも出席した。

 遺族会の川満俊夫会長は「犠牲を無にしないためにも二度とあの悲惨な戦争が起こらないよう温かく、ぬくもりのある社会づくりを頑張る」と追悼の言葉を述べた。

 参列した砂川小6年の砂川昌太郎君の曽祖父は戦時中、乗り込んだ食料運搬船が攻撃され、命を落とした。刻銘板に曽祖父の名前を見つけ、「戦争はとても怖いもの。天国で安らかにしてほしいとの願いを込めた」と祈った。