【名護】名護市青少年育成協議会羽地支部は20日、今年で20回目になる平和学習の節目として、羽地中3年の真栄田愛莉さんら羽地地域の小中学生5人を、平和を考え次世代へ語り継ぐ役目を担う「羽地シチマンタル平和大使」に任命した。

慰霊塔の前で決意を語った「羽地シチマンタル平和大使」に任命された5人=20日、名護市・羽地慰霊塔

 大使は8月、広島県の平和記念式典にも参加し、地域の代表として平和の尊さ、戦争の恐ろしさを考える。「シチマンタル」とは「やってやろう」「やってみるしかない」などの意味。

 同支部の金城順一郎支部長は同日、真栄田さんのほか羽地中2年の平良はなさん、真喜屋小6年の鈴木真菜さん、羽地小6年の与那嶺柚季さん、稲田小6年の岡優心さんに委任状を手渡した。

 大使を代表して平良さんは「戦時中は私たちと同世代の学徒が動員され、寝る間を惜しんで働かされた。今の平和な日々の裏には、多くの尊い犠牲と大切な人を失った悲しみがある。それで終わらず、平和で戦争のない世界となるよう願う」と決意した。

 同日開かれた第37回平和祈願祭には、稲嶺進市長や地域の関係者ら約30人が参加。

 遺族代表の儀保ヨシ子さんは「今も世界各地で戦争が起き、沖縄にも多くの基地が残る。私たちは平和の実現を人類共通の目標とし努力することを宣言する」と力強く訴えた。