沖縄全戦没者追悼式の県発表の参列者数が2007年以来、7年ぶりに5千人を下回り、4600人になった。遺族の高齢化や会場に入る際の警備強化が減少の背景にあるとみられる。

 父親ら家族6人を失った石川正一さん(78)=うるま市=は毎年、遺族会でバスに乗り合わせて訪れている。今年の参加者は約50人で、10年前と比べ約20人減った。「高齢化しており、今後もさらに減るだろう」。石川さんは今年、小学6年の孫の裕幸さん(11)も連れてきた。「今後は若い世代に引き継がないといけない」と話す。

 義理の兄3人を亡くした島袋ヱイ子さん(84)=うるま市=は、会場入り口で金属探知を待っている間に正午を迎えてしまった。黙とうは行列の中で済ませ、「きょうくらいはこんなに厳重にしなくてもいいのに。主役は偉い人なのかね」と割り切れない表情を浮かべた。