【南風原】南風原陸軍病院壕跡へ、一斗だるに入れたご飯を運ぶ「飯上げ体験」(主催・南風原平和ガイドの会、南風原文化センター)が23日、同センター周辺の「飯上げの道」で行われた。約400メートルで、一斗だるを含む約9キロを担いだ参加者。坂道の泥に足を取られ、顔を上気させながら運び、戦時中の苦労をおもんぱかった。

沖縄戦を学ぶきっかけにしようと行われた、「飯上げ」体験=23日、南風原町喜屋武の「飯上げの道」

 沖縄戦当時に強いられた作業を通じ、戦争について考えてもらう目的。町内外の親子ら31人は、喜屋武集落の炊事場を見学した後、文化センターから陸軍病院壕近くまでを往復した。

 豊見城市から参加した豊崎小5年内山黎(れい)君は、毎日やっていたと聞き「肩が痛くなりそう。弾が当たったら怖い」という。母親の直美さん(43)は「自ら経験することで、運ぶつらさなども体感できる。体験型の平和学習が増え、心に刻まれるといい」と話した。