第53回平和祈願慰霊大行進(主催・県遺族連合会、日本遺族会)が23日、糸満市役所から平和祈念公園までの8・3キロであり、県内外から約800人が世界の恒久平和を願い参加した。孫と一緒に参加するお年寄りや平和学習の一環でノートを手にして歩く小学生、若い市町村役場の職員の姿もあった。

恒久平和を願い、南部路を歩く平和行進団=23日午前9時30分、糸満市伊敷

 15年以上毎年参加しているという宜野湾市の宮城ミネ子さん(69)は今回初めて孫と参加した。宮城さんは「戦争のことは孫にあまり話したことはないけど」と戦死した夫の家族や当時のことを話してもわかるのかどうか戸惑う。孫の宮里彩音さん(9)は「おばあちゃんからいろいろ聞いてみたい」と話した。

 糸満小6年の金城大祐君(11)は「おじいちゃんの兄と父が戦争で死んだと聞いた。平和な世の中になってほしい」と元気いっぱいに歩いた。与那原町役場から参加した同町の西銘泰教さん(26)は、町のコミュニティーセンターで子供たちを対象に平和学習会を開いているという。「69年前の今日もこんなに暑かったのかな。当時のことをもっと勉強していきたい」とタオルで汗を拭った。