【宜野湾】宜野湾市上原の佐喜眞美術館(佐喜眞道夫館長)で「ケーテ・コルヴィッツとジョルジュ・ルオー展」が開催されている。今年で第1次世界大戦から100年になることから、戦争の悲しみや戦争を起こす人間の愚かさを描き続けた両者の作品を通じて戦争を考える企画展。

子や孫を亡くした母の立場から制作されたケーテ・コルヴィッツの作品=宜野湾市上原・佐喜眞美術館

 展示は前後期に分け、7月14日までの前期はコルヴィッツの版画作品を中心に65点を展示している。

 コルヴィッツは第1次世界大戦で息子を、第2次世界大戦で孫を失った。「犠牲」や「女と死んだこども」など、女性の嘆きを通して、戦争を描き続けた。

 佐喜眞館長は「子や孫を亡くした母の立場から描いた作品には訴える力がある。今も世界中で戦争は続いており、100年たっても現状は変わっていない」と警鐘を鳴らした。ルオー作品を中心とした後期は7月16日から9月1日まで。火曜日休館。問い合わせは同館、電話098(893)5737。