【北中城】北中城小学校は20日、絵本の読み聞かせや平和宣言を行う平和集会を体育館で開いた。白い折り鶴で飾った体育館で、絵本「のりひで」を作った「あけびの会」の仲村ハル子さん、天久清子さん、中村初子さんが招かれ、絵本の絵をスクリーンに映し出し読み聞かせた。

平和への願いを込めて合唱する北中城小学校の児童=20日、同校体育館

 「のりひで」は、村喜舎場に住む「沖縄戦 ある母の記録」の著書がある安里要江さんの体験を若い人にも伝えようと制作。安里さんの長男で沖縄戦当時5歳だったのりひで君を登場させた経緯も説明された。

 集会ではこのほか、4年生全員で作った詩を群読し、全員で合唱。児童の意見を児童会で練り上げた平和宣言を読みあげ、みんなが平和に暮らせるよう思いやりの心を持つことなどを誓った。

 図書館前のホールでは児童会役員が書き写した沖縄戦の証言集や写真、資料も展示した。

 あけびの会の中村さんは「子どもたちが自分たちでここまでやるのは素晴らしい」と感激。児童会長で6年の後藤亜和さんは、集会や展示を通して「戦争はひどいことだけど、やめる方法が分かっていない。戦争をしないためにできるだけのことをしていきたい」と決意した。