【南大東】無投票当選で3選を決めた仲田建匠(けんしょう)村長が24日、貯水池整備によるサトウキビ産業の干ばつ対策、定住人口増加など3期目の抱負を述べた。任期は7月1日から4年間。(聞き手=又吉健次)

無投票当選で3期目を決め、抱負を述べる仲田建匠南大東村長=24日、村役場

 -3期連続の無投票当選。

 「村政の務めを果たしたことを有権者に正しく判断していただいた。1期目から地域、産業振興が定住につながると訴えてきた。産業創出で雇用が生まれたことが今回の結果につながったと思う」

 -3期目の主要政策は。

 「農業農村整備事業で貯水池を造りたい。サトウキビは平年7万トンの収穫量だが、昨年は夏場の干ばつが原因で4万4千トンだった。3万トン減収すると、売上額で6億円も違ってくる。島の人口の8割強はサトウキビ産業と関係しており、影響は大きい」

 「環太平洋連携協定(TPP)では、来島した山本一太沖縄担当相にキビを守ってほしいと申し上げた。島に安心して暮らせることが国益につながる。離島のくらしを守ることは国の務めだ」

 -人口増はどう実現する?

 「若い人は仕事がないと島に落ち着かない。畑の基盤整備などの公共工事を雇用創出につなげたい。定着したら住宅環境の整備も必要で、本年度は村営住宅を4戸整備する。子供1人当たり20万円の出産助成金を始めたが、子育てのケアも島に住み続ける基本。今後も続けていきたい」

 「島には外国人の母親も多い。日本語の習得や共働き家庭の支援のため、1歳3カ月から預かる保育も行っている」