酒類販売のアルテックなどを展開するプリマ(西原町、比嘉弘子社長)は24日、価格競争激化などに伴う経営難で、那覇地裁に民事再生法の適用を申請した。同日付で保全命令が出された。負債総額は約13億5700万円。当面は事業を継続し、社員75人の雇用も守られる。

 債権者は金融機関や取引業者など173人。27日に債権者説明会を開き、7月中旬にも再生手続きが始まる見通し。10月をめどに、債権免除や事業継承の方向性などを盛り込んだ再生計画案を提出する方針。

 同社は1993年、ペリー酒類販売の債務(約11億円)を含む経営権を取得。アルテック、プリマの名称で酒類を中心に食品、婦人服などを取り扱う店舗を本島中南部で展開し、2004年のピーク時には約52億円を売り上げた。

 しかし、主力の酒類販売では大手スーパーやコンビニなどとの価格競争が激化し、売上高は減少傾向をたどった。13年の売上高は15億6千万円まで低下、8期連続で赤字を計上し、2億3417万円の債務超過に陥っていた。

 06年以降は県中小企業再生協議会の支援で不採算店舗の閉鎖などに取り組んだが、抜本的な改善には至らず、ことし7月の資金繰りが困難になったことから、民事再生手続きに踏み切った。