浦添工業高校の同窓会(上間保彦会長)はこのほど、最先端技術を駆使した3Dプリンターを扱える人材を育ててほしいと、機器を購入、同校に提供した。県内の県立高校では初の導入。浦添工ではプリンターを導入している専門学校の協力を得ながら、授業で活用していく。

與那覇強校長(前列中央)に、3Dプリンターを手渡す同窓会の上間保彦会長(同右)ら=24日、浦添工業高校

 3Dプリンターはコンピューターで作った立体データを基に、熱で溶かしたプラスチックなどを吹き付けて立体物を作る機械。国内では製造業を中心に2012年ごろから普及し始めている。

 浦添工や同窓会は、生徒が最先端技術に早くから触れ、県内外のもの作りの現場で活躍する機会を広げることを狙っている。購入費約30万円は同窓会費で捻出した。

 與那覇強校長は「インテリア科の授業で、生徒が製図した内装や家具を実際にプリントするなど、幅広い活用が考えられる」と話した。上間会長は「最先端の技術を身に付け、就職難にも対応できる人材を育成してほしい」と期待を懸けた。

 昨年10月に導入した専門学校サイ・テク・カレッジ那覇の牧山文彦講師が担当する教師らに操作方法や授業での活用方法を指導する。牧山講師によると、商品の試作品や建築模型などを作る際に活用されるなど県外で広い業界に普及しているが、操作が難しいため技術を持つ人材が少ないという。