【名護】市田井等の羽地ダムで今月11日から満杯になったダムの水が頂を越えて滑り台のように流れ落ちる「ダムの越流」現象が2週間たった25日も続いている。

「めったに見ることができない現象。見学に来てください」と話す町田支所長(写真右)と川上区の平光男区長=名護市・羽地ダム

 同ダム管理支所の町田宗久支所長によると、今年は雨が多く、羽地を皮切りに安波、福地、金武などのダムでも越流。「流れる様子は『水のカーテン』と呼んでいます。めったに見られないのでぜひ見学に来て」と話している。

 羽地ダムの水のカーテンは落差およそ40メートル、幅約10メートル、流れ出る水は毎秒約5トン。羽地ダムのふもとにあり、羽地大川が流れる川上区の平光男区長は「3年前にも越流があった。今回は水量と水しぶきがすごい。このまま羽地大川に流れて川をきれいにしてくれるかな」と目を細めた。

 例年なら水が流れ落ちる滑り台は、コンクリートがむき出しで乾いている状態。ダイナミックな水のカーテンは、下流広場の「そうき(双亀)橋」から見学できる。

 町田支所長は「越流は梅雨や台風時に起きるが、今回のように越流が続くのは珍しい。この時季限定でしばらく見学できるかもしれません」と予測。ダムの越流や貯水状況は、北部ダム統合管理事務所のホームページで確認できる。(玉城学通信員)