【浦添】内間小で18日、「平和を考える音楽集会」があり、保護者でつくる読み聞かせボランティア「たんぽぽの会」(島袋卓江代表)のメンバー12人が大型紙芝居に登場する役柄を声で演じ分け、上演した。たんぽぽの会は毎週木曜朝、各学級で活動している。

大型紙芝居を演じた読み聞かせボランティア「たんぽぽの会」のメンバー=18日、内間小

 紙芝居の題材は、戦後11年かけて息子の遺骨を探した母親が主人公の「マブニのアンマー」(赤座憲久作)。

 ボランティアの先輩が大型紙芝居に仕立て、引き継いできた。

 物語は、母親役の喜屋武奈美さん(42)が「いったーアンマーまーかいが/べーべーぬ草かいが(君の母さんはどこへ行ったの。子ヤギの草刈りに行ったよ)」と童歌を響かせ、息子のほか、ガマの中でさまざまな遺骨と対話する。

 日本軍にガマから追い出されたり、ブラジルに移民した親戚の手紙を持っていたためにスパイと疑われる沖縄の住民の遺骨や、妻子と別れて戦場にきた日米兵士の遺骨とも対面、悲しみを表現した。

 母親が息子の遺骨と対面する場面では、息子役の玉城妙子さん(36)が「アンマー、もう戦争はしないかい」と平和な世の中を願い、問いかけた。

 全校児童約600人はその後、「さとうきび畑」の歌など平和をテーマに合唱。学校支援員の浦添竜さん(41)によるトランペットの前奏に「ざわわざわわ…」とハミングが広がった。

 ナレーション役を務めた呉屋美名子さん(49)は「母親が息子の遺骨と対面するシーンは、何度練習しても声が震えないようにするのが大変です」と悲しい物語を伝える難しさを話していた。