【名護】名護市は26日、米軍普天間飛行場の移設先とされる市辺野古への新基地建設工事に伴う手続きで、沖縄防衛局から求められていた岩礁破砕に対する意見照会について、破砕に反対と回答した。防衛局は「内容を確認して適切に対応したい」とコメントした。

 市は回答文書で、計5項目の反対理由を示した。公有水面埋め立てに対する知事承認について、公有水面埋立法上の基準に適合するとの根拠が不明確だと指摘。辺野古川下流は辺野古漁港に隣接しているため、破砕によって川からの土砂が航路上に堆積するなど漁港の利用上重大な支障が生じる恐れがあるが、その対応を漁港管理者(市)と調整していないとした。知事が埋め立て承認の際に、漁港漁場整備法に基づく同意を市から得ていないことも指摘している。

 破砕で辺野古川河口部が狭くなるなど影響が及ぶ恐れがあるが、河川管理者(市)と調整していないとし、漁業従事者の操業や航行のほか、市の産業に重大な影響を及ぼすことや、予定水域の文化財調査が未実施であることも挙げた。