【糸満】市長はどこだ-。慰霊の日の23日、糸満市摩文仁の県平和祈念公園で開かれた沖縄全戦没者追悼式で、会場最前列に座るはずの地元糸満市の上原裕常市長を県の係が間違って後方の席に案内。別の県職員が欠席したと判断し、予定していた献花のメンバーから市長を外して式を進行してしまった。

 市は翌日、「市長は特別招待で、献花をするはずではなかったか」と県の担当者に電話で確認。県は、係の手違いを認めて「ご迷惑をかけてしまった。二度と同じ間違いがないようにしたい。申し訳ない」と上原市長に謝罪したという。

 式の時間前に会場入りした上原市長。一般招待席に案内され「席が違うのではないか」と係に訴えたが、聞き入れてもらえなかったという。市職員は「式のテレビ中継で、市長の姿が確認できず、不思議に思っていた」と話す。

 上原市長は「間違えたことは仕方ない。今後、気をつけてほしい」と県の職員を気遣った。