農業生産法人今帰仁アグー(今帰仁、高田勝代表)が飼育する「シマウヮー(島豚)」が、スローフードの食材・食品リスト「味の箱船(Ark)」に登録された。「味の箱船」は北イタリア発祥のスローフード協会が、各地の伝統的な固有の食材を守るために始めた取り組み。

「シマウヮー」登録を報告した高田勝代表(左)ら=27日、沖縄タイムス社

 「シマウヮー(島豚)」は、日本で31品目の登録で、畜産では2例目。高田代表は「沖縄在来豚の伝統を残し次世代につなげることが大切。消費者にも価値を伝えたい。イベリコ豚のように世界レベルのものにしたい」と話した。

 「シマウヮー(島豚)」は、ブランド豚アグーよりも沖縄在来種の特徴が強く、遺伝子組み換えの食材を一切絶ち、米など独自に配合した飼料を使っているという。筋線維が細く、脂肪融点が低いため、口溶けがよく脂の味が伝わりやすいなどの特徴がある。

 沖縄・奄美スローフード協会の田﨑聡会長は「消費者が安心・安全を判断する基準になる」と話した。同協会は7月5日、琉球大学で登録を記念した講演「在来種とは何か?」を開く。入場無料。問い合わせは、電話098(943)6104。