【平安名純代・米国特約記者】米フロリダ州エグリン空軍基地で発生した最新鋭ステルス戦闘機F35(空軍仕様)のエンジン出火による火災事故を受け、25日午後に同型機全機の飛行訓練が一時停止されたことが分かった。

 米軍当局によると、対象は海軍、海兵隊仕様も含む全軍の保有機。事故原因の調査は現在も継続中で、機体検査などで安全確認後に訓練を再開する見通し。

 エグリン空軍基地では、同機を保有する海兵隊と海軍も訓練を行っている。事故は23日午前7時15分ごろ離陸直前に発生。パイロットはエンジン停止後に脱出して無事だった。

 米紙ロサンゼルス・タイムズ(電子版)は26日、同機1機当たりの価格が2001年には7800万ドル(約80億円)だったが、現在は1億3500万ドル(約137億円)に高騰している点を指摘。

 米国防総省は2457機を調達する計画を立てているものの、先月13日には飛行訓練中だった海兵隊仕様1機のエンジンからオイル漏れが発生。全機の飛行訓練を一時停止し、機体検査を実施するなどの問題が頻発しており、安全性に疑問を呈している。