仲井真弘多知事は28日、那覇市内で開かれた市町村の保守系首長、議会議長らとの会合で、11月予定の知事選に出馬する意向を事実上表明した。ただ、最終的に出馬を決断するには県政与党の公明党県本部の選挙協力が得られるかが焦点となる。会合で知事は「一呼吸だけ時間をいただきたい」と述べ、出馬の正式表明の時期については、検討に一定の時間を必要とすることに理解を求めた。

 会合では各出席者が1人ずつ発言し、一括交付金を導入した振興計画を進める知事の業績を評価し、3選出馬を求める意見が相次いだ。

 出席者の発言を受け、あいさつした仲井真知事は「男冥利(みょうり)、知事冥利に尽きる。公約の政策展開が皆さんの考えと合うとなると非常に自信が湧いてくる」と感謝した。知事選出馬の期待については、のどのあたりに手を当て「私が答えるべき決断は、ここまであるが、もうほんの一呼吸だけ時間がほしい」と述べた。

 世話人の一人の下地敏彦宮古島市長は会合後、記者団に対し「知事は大変前向きだと思った。理論的に考えて誰がやるかとなれば、当然結論は出る」と述べ現職の3選に期待した。

 オブザーバーとして出席した自民党県連の照屋守之幹事長は「知事選は公明と連携して進めるが、市町村からの声も参考にしていきたい」と述べた。

 保守系首長による知事の激励会は今月8日、県内11市のうち米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する那覇市長と名護市長を除く9市長(うるま市は代理)を中心とする首長らが開催した。

 その後、町村首長や議長からも知事を激励したいとの声が上がり、8日会合の呼び掛け人だった古謝景春南城市長、下地宮古島市長、島袋俊夫うるま市長が世話人となり28日に拡大した激励会を計画。首長19人を含めた市町村議長、議員の計46人が出席した。