【那覇】那覇市はこのほど、若狭緑地に建設する「龍柱」2体のデザインを決めた。市花とみどり課によると、首里城正殿の龍柱を参考にデザイン。「中国産の石材(花こう岩)を使用し、景観に配慮したシンボル像になる」としている。

海側に向かって建設される龍柱のイメージ図(那覇市提供)

若狭緑地に建設する龍柱2体のデザイン(那覇市提供)

海側に向かって建設される龍柱のイメージ図(那覇市提供) 若狭緑地に建設する龍柱2体のデザイン(那覇市提供)

 龍柱は高さ約15メートル、幅3メートルの2体。那覇空港から若狭までの区間、うみそらトンネルを通る車両や、大型旅客船バースに着いた観光客を迎える那覇の新たな玄関口として設置する。2体とも海を見つめて片手を上にかざし、左(阿(あ)形)が口を開け、右(吽(うん)形)が閉じている。

 同課は、2体の工事の進捗(しんちょく)について「(中国の)鉱山で石材を切り出し彫刻のため工場へ搬出する準備をしている」と説明。7月末までに彫刻作業の完了後、石材を数回に分けて船舶で輸送。8月末までにはすべての石材が若狭の建設現場に届き、12月末までに完成する予定だ。

 龍柱は、1981年に市と友好都市を締結した中国福州市との友好交流を記念して設置する。一括交付金を活用し、総事業費は約2億6700万円。

 「公金の無駄遣い」との批判もあるが、同課は「地域の魅力づくり、観光都市としての魅力向上につながる」と設置の意義を説明。「遠方からの視認性や設置場所周辺の構造物とのバランスを考慮して設置する」としている。