【西表島=竹富】白浜放課後子ども教室は18日、白浜小学校で干潟に打ち上げられ、死んでいたアオウミガメの解剖を見学し=写真、体の仕組みを学ぶ「ウミガメ調査隊」を開いた。

 講師は環境省西表自然保護管理事務所の自然保護官補佐で獣医師の日名耕司さん(33)。西表島周辺に住むアオウミガメ、アカウミガメ、タイマイの3種の食べ物や生息場所が違い、すみ分けしている生態などを、骨格標本を示して紹介した。

 解剖では、日名さんがナイフを使ってウミガメの心臓や海藻が詰まった腸、泳ぐために発達した筋肉を示し、「体の中の油が青い色をしているからアオウミガメと名付けられた」などと解説した。解体したウミガメは8月後半に骨格標本にする予定。

 白浜小5年の識名紫月さんは「人間の体と同じ部分や、カメだけの特徴もあり、面白かった。もっとカメのことを知りたくなった」と話した。

 子ども教室を指導する平林勇太さん(32)は「獣医師さんと一緒に解体し、学べる貴重な体験だった。身近な野生生物に意識を向けるきっかけとなってほしい」と期待した。(川端紀栄子通信員)