【石垣】28日午後4時ごろ、石垣空港で全日空の地上職員が保安検査を通さず乗客が忘れたペットボトルを手渡したことが発覚し、安全確認のため離陸直前の航空機が引き返すなど、計5便に最大109分の遅れが出た。

 全日空石垣空港所によると、搭乗待合室にいた乗客から「レンタカーに置き忘れたペットボトルとボトルカバーを届けてほしい」と地上職員に依頼があった。

 職員は検査機を通さず、横に立っていた乗客に、ペットボトルを手渡した。約15分後に別の職員がミスに気づき、飛行キャンセル手続きを取った。

 未検査のペットボトルが第三者に渡った可能性も想定し、離陸へ向かった機体の乗客をはじめ、搭乗待合室にいたすべての乗客の再検査を実施した。このため、全日空92便羽田行きが109分遅れるなど、全日空3便、日本トランスオーシャン航空2便の計5便、約千人に影響が出た。

 石垣空港所は「保安確認の再教育を実施し、トラブルが起きないよう努めたい」とコメントした。