【南城】南城市職員が手続き文書の存在を約3年間忘れたため、数カ月内には県後期高齢者医療広域連合から振り込まれるべき医療費約5万円が、最近になって支払われるミスがあったことが1日までに分かった。市国保年金課は「不手際で支払いが遅れてしまった。未処理文書の管理徹底など、課内で対応を確認した」と話している。

 市や遺族によると、市内在住の男性(75)が2011年6月、心臓病で入院したが死亡した。男性は保険証を忘れたため、長女(45)が医療費を全額支払った。その後、長女が、自己負担分を除く医療費9割分の支払いを求めて手続きした。

 市から文書を受け取った広域連合は、資料がそろっていないとして返却。市の職員が文書を机の引き出しにしまった際、何らかの理由で奥に落ちた。この職員が今年3月、人事異動のため机を清掃したところ見つけ、事務作業を再開した。

 長女は「同じミスが起きないよう、未然に防ぐシステムをつくってほしい。振り込む前におわびの電話もほしかった」と話している。