沖縄国税事務所は1日、相続税や贈与税の算定基準となる2014年分の県内路線価(1月1日時点)を公表した。標準宅地の前年比の変動率は平均でゼロとなり、6年ぶりに下げ止まった。県内6税務署管内の最高路線価も6年ぶりにマイナス地点がなく、人口や観光客増加による不動産需要の高まりが反映されたとみられる。県内の最高路線価は13年連続で那覇市久茂地3丁目の「国際通り」(みずほ銀行那覇支店前)で前年比5・5%増の1平方メートル当たり58万円だった。

2014年分各税務署管内の最高路線価と変動率

 標準宅地の増減率は、県内3252地点の変動率を平均した数値で、前年のマイナス0・6%から改善した。

 県内6税務署管内の最高路線価の変動率は、全地点とも前年より改善した。上昇したのは3地点。県内最高路線価の「国際通り」は前年の5・8%から2年連続の上昇。前年ゼロの北谷町美浜「町道美浜1号線」(4・5%増、11万5千円)、那覇市おもろまち4丁目「那覇中環状線」(3・1%増、33万円)は、いずれも6年ぶりに上昇に転じた。

 前年マイナスだった残り3地点の最高路線価も変動率はゼロになった。宮古島市平良字西里「西里大通り」が6万8千円、石垣市字大川「市役所通り」が10万5千円、名護市字為又「名護バイパス」が6万3千円で下げ止まった。

 沖縄都市モノレール15駅の路線価も下落地点はなく、上昇が前年より11駅増えて13駅。路線価は旭橋28万円(上昇率1・8%)、県庁前21万5千円(同2・4%)、美栄橋18万5千円(同2・8%)の順で高かった。上昇率は儀保4・3%(路線価12万円)、奥武山公園4・2%(同12万5千円)、壺川4%(同13万円)の順。安里、市立病院前の両駅は横ばい(ゼロ)だった。