日曜を除いて毎日2時間、クラスを教えながら、フラメンコを踊ります。全身運動なので、それ自体が健康法ですね。ライブや発表会前の練習では、1曲12~13分を3回ほど踊ると、絞れるくらいの汗が出る。体重も2~3キロ減ります。

自身の座骨神経痛の経験から、生徒に左右均等に筋肉を使うよう指導しているという富原千智さん=沖縄タイムス社

 35歳の時、座骨神経痛になりました。スペイン留学から帰ってすぐ、全身にものすごい痛みが走り、寝たきりになって、入院しました。

 体の左側にばかり重心を掛け、片方に偏った姿勢で十何年もフラメンコを踊っていたことが原因でした。しっかり腰を落として、左右に均等に重心移動する訓練をしたら、痛みが無くなって、普通の生活ができるようになりました。

 高血圧だった父と食べ物の好みが似て、塩辛とかスクガラスなどのしょっぱいものが好きなんです。45歳のころ、稽古中に気分が悪くなって救急車で病院に運ばれ、測ったら、血圧が198もあった。以来、通院して降圧剤を飲んでいます。家で作る料理はほとんど味がないものですが、慣れるとおいしい。外食すると血圧が上がります。ラーメンはてきめん。血圧が下がらないときはフーチバーやマイタケを入れた雑炊を作ります。

 ストレス発散法は家族でのキャンプ。砂浜を歩いたり、森林浴したりするのが、すごく楽しい。フラメンコもストレス発散にいいと思います。習い始めは遠慮がちだった子が、2年間稽古して発表会に出るときには堂々としています。顔つきも変わる。趣味など、集中できることに情熱を燃やせば、新しい自分が見える。仕事だけでなく、そういう道も探してみてはどうですか。

………………………………………

 とみはら・ちさと 那覇市出身。9歳でバレエを始め、橘バレエ学校(東京)入学。20歳の時、テレビで見て感動したフラメンコを始める。沖縄に戻り、1971年那覇市に「富原千智バレエ&フラメンコ研究所」開設。81年から1年間スペイン留学。現在、「富原千智フラメンコスタジオ」主宰、娘の具志堅真未香さんと指導に当たる。