毎朝1時間半から2時間近く、散歩しています。河川敷を歩く。広島は川がたくさんあって散歩にいいんです。14、5年来の日課。一番の健康法かな。あとは規則正しい生活。3食きちっと食べ、夜は10時には寝て、朝は5~6時に起きる。

「世界的に有名だった沖縄の健康長寿をもう一度取り戻してほしいね。それには食生活の見直しかな」と語る安仁屋宗八さん=沖縄市・コザしんきんスタジアム

 お酒も好きだし、むちゃもしてきた。病気はいろいろしました。動脈瘤(りゅう)、十二指腸潰瘍、胆石…。5、6回はおなかを切っているんじゃないかな。

 動脈瘤で2回目におなかを切った時、たばこをやめました。10年以上前になるかな。それまではヘビースモーカーで1日に3箱は平気で吸っていた。たばこをやめてから、血圧などの数値が良くなった。それにおやじがやめたんならと、息子たちもやめたんです。

 沖縄の長寿が危なくなっている理由はやっぱり、食生活にあるんじゃないかな。ファストフードが多い。ぼくの子供のころは昆布などの海藻類、小魚などの海の幸をよく食べていた。それがぼくの体をつくってきたんだと思う。うちのおやじは96歳まで、おふくろは105歳まで生きたけれど、海のものをよく食べていた。昔の食に戻すことがいいんじゃないかな。

 人とふれあう機会を多く持つことも健康法。いまも、子供たちに野球を教えたり、OB会で試合をしたりする。子供やお年寄りと話すのは、ストレス発散になります。近所の人と居酒屋でワイワイやるのも元気の源。ただ、長い時間は飲まない。夕方5時から始めて7時には切り上げる。

 残りの人生も、悔いのないようにやりたいことをやって過ごしたいね。

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 あにや・そうはち 那覇市出身。沖縄高校時代に甲子園出場。琉球煙草をへて、1964年、投手として広島東洋カープ入団。75年阪神タイガース移籍、防御率1位、カムバック賞受賞。巨人打線を封じ「巨人キラー」の異名も。オールスター出場3回。引退後は広島投手コーチ、2軍監督。昨年12月、広島OB会長に就任した。広島市在住。