【名護】「私たちは全員、ほかのムラからの輸入品です」と愉快げに話すのは名護市古我知区(宮城研二区長)に20代のころ嫁いで来た女性たち。嫁いだ女性7人で1976年、琉舞などを楽しむサークル「美童(みやらび)会」を結成して以来、婦人会や老人会活動を続けながら、老人ホームなどへの慰問活動で地域から一目置かれている。

区外から嫁いできた女性で結成、約40年も活動を続ける「美童会」のメンバー=名護市・古我知公民館中庭

 今帰仁村天底出身の屋比久初子さん(74)は「豊年祭のないムラから古我知へ嫁ぎ豊年祭が魅力的だった。周囲には私と同じ嫁たちが多かったので意気投合して舞踊などを機に美童会をつくった」と話す。

 現在、メンバーは婦人会活動から老人会活動の世代となり、平均年齢は74歳。会の最高齢で屋部出身の翁長文子さん(81)は「いろいろな踊りを披露してきたが、やっぱりマミドーマが楽しいよ」と屈託がない。

 我部祖河出身の川上テル子さん(77)、松川照子さん(同)、今帰仁村湧川出身の當眞小恵子さん(74)、屋我地済井出から嫁いだ金城和子さん(75)、伊差川から来た新城光子さん(69)と地域もさまざま。8人目のメンバーで10年前に沖縄市から引っ越してきた高良和枝さん(66)は最年少。「婦人会活動の経験もないので、いろいろ勉強しています」と話す。

 会長を置かないことが、仲良く続く秘けつという。宮城区長は「おかげで3年マールの豊年祭もにぎわい、地域の美化活動にも頑張ってます」と頼もしげだ。会の今後の目標について、メンバーらは「健康第一、そして年をとるだけ。名前を美童会から寿会に変更しようかな」と楽しそうに話した。(玉城学通信員)