環境省と県は3日、ヤンバルクイナなどの希少種を守るために沖縄本島北部で実施しているマングース防除事業で、昨年度は199頭を捕獲したと発表した。捕獲数が年々減少し、捕獲の範囲も狭まってきており、「生息数は順調に減少し、分布域も縮小してきている」としている。

 同事業は大宜味村の塩屋湾と東村の福地ダムを結ぶ「SFライン」以北での根絶を目指し、毎年実施している。

 SFラインに北上防止柵を設置してマングースの侵入を防ぐとともに、柵の北にわなを仕掛けたり、探索犬を活用するなどして捕獲している。

 捕獲頭数は2007年度の619頭をピークに、年々減少。わな100個を1日仕掛けた場合の捕獲頭数を示す「CPUE」も03年度の0・434をピークに、13年度は0・010にまで減った。

 一方で、ヤンバルクイナの鳴き声をスピーカーで流し、鳴き返す個体数を調べるプレイバック調査で、ヤンバルクイナの数が回復傾向にあることが分かっている。

 09年度には国頭村と東村の一部でしか生息が確認できなかったが、13年度はSFライン以南の大宜味村大保や東村宮城でも生息が確認された。