【東京】自民党の石破茂幹事長は4日、党県連会長の西銘恒三郎衆院議員らと党本部で会談し、11月の沖縄県知事選で出馬が有力視されている現職の仲井真弘多氏の3選は厳しいとする見方を示した。米軍普天間飛行場の移設に伴い、名護市辺野古沖の埋め立て申請を容認した仲井真氏に対し、県連や政府内で待望論が強かったが、党本部が難色を示したことで今後の候補者選定に影響を与えそうだ。

 複数の党関係者によると石破氏は会談の席で、6月に党本部が実施し、仲井真氏が他候補に比べ劣勢となった調査結果を示し、仲井真氏の3選を困難視した。

 一方、政府が計画する辺野古移設について県内で反対論が強い中、埋め立てを承認した仲井真氏の政治判断を最大限に評価。「仲井真知事も公明党も傷つけるべきではない」として、仲井真氏が知事選に敗れ、批判にさらされる状況は避けるべきだとの認識を示したという。

 仲井真氏の3選出馬をめぐっては6月8日に県内9市の市長(うるま市は代理)が仲井真氏を激励する会合を開き、「知事が3選出馬するなら全力で支える」との発言が相次いだ。仲井真氏の後援会は同10日の拡大正副会長会議で出馬を要請。

 県内首長19人らが出席した同28日の大規模な激励会で、仲井真氏は出馬への強い意欲を示していた。