【名護】米軍普天間飛行場の返還に伴う新基地建設が始まった沖縄県名護市辺野古のキャンプ・シュワブ内のゲート付近に4日、監視カメラが設置された。ゲート前の国道329号に面した電柱に取り付けられ、歩道側に向いている。建設に反対する住民らを監視する目的とみられる。

電柱に取り付けられる監視カメラ=4日午後3時45分ごろ、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ

 沖縄防衛局は、沖縄タイムスの取材に「監視カメラが設置されたことについては、必ずしも明らかでないため答えられない」と述べるにとどめた。

 カメラは午後3時半ごろ、数人が取り付け作業を実施。いったん取り外されたが、午後5時までに設置が完了した。

 建設に反対し座り込みを続けている田仲宏之さん(42)は「基地の外側に向けて設置する必要があるのか。反対する人たちを監視する目的だと思うが、歩道を通る人すべてが監視されることになる。占領意識むき出しのやり方で気持ち悪い」と批判した。

 一方、ゲートは4日も工事関係車両が頻繁に出入りした。埋め立て予定地や周辺海域では、調査船や警戒船計16隻が確認された。

 沖縄防衛局によると、現在、四つの調査を実施している。そのうち、移設関連では(1)サンゴの分布状況と保全措置に関する調査検討(2)底生動物等の移植検討やジュゴン監視装置に関する調査検討-を実施。契約は3月末で、いずれも期間は4月1日~11月30日まで。