【本部】沖縄美ら海水族館がノコギリザメの繁殖に成功し、5日までに赤ちゃんの展示を始めた。深海に生息するノコギリザメの飼育や繁殖は難しく、同館が赤ちゃんを展示するのは初めて。

展示されているノコギリザメの赤ちゃん。成長すると約1・5メートルになる(沖縄美ら海水族館提供)

 4月30日から5月7日にかけて、12匹が誕生。父ザメと母ザメは千葉県の鴨川シーワールドから搬入された。エコーでの観察を続けた結果、赤ちゃんは同館で繁殖した個体であることが分かったという。展示されているのは5月7日に誕生した全長約36センチの4匹。

 ノコギリザメは水深約200~600メートルに生息し、口先がのこぎりのようになっているのが特徴だが、繁殖生態はほとんど分かっていない。今回、のこぎり状の鋭いとげは出産までは母体を傷つけないよう折りたたまれているが、生まれて約24時間後には親と同じような状態になることが確認された。