大型で非常に強い台風8号は7日午後10時現在、宮古島の南南東約290キロにあり、勢力を強めながら宮古島地方、沖縄本島地方に近づいている。気象庁は7日午後6時20分、宮古島地方に暴風特別警報と波浪特別警報、午後9時11分には本島地方に波浪特別警報を発表。「数十年に1度の強さ」の自然災害が見込まれる場合に発表される「特別警報」は、昨年8月の運用開始以来、台風では全国初。午後10時には宮古島市全域約2万5000世帯に避難勧告を出し、安全な場所への避難を呼び掛けた。史上最大級の台風上陸を前に、県内では8日には海や空の便が全便欠航、バスやモノレールなど公共交通機関も運休する。

台風8号の影響で本島南部の奥武島沿岸では、海が荒れ波も高くなった=7日午後6時52分、南城市玉城奥武

台風8号の影響で本島南部の奥武島沿岸では、海が荒れ波も高くなった=7日午後6時52分、南城市玉城奥武

 石垣島地方には午後6時23分、暴風警報を発表。

 県教育庁によると台風の影響で宮古島地方と石垣島地方の公立学校は8日の休校を決めた。沖縄本島地方の公立学校は、台風の進路と暴風警報発表の時間帯を見極め、休校を決める。

 台風は8日夕方から夜にかけて沖縄本島地方に最も接近するとみられている。宮古島地方は7日夜遅く、石垣島地方は8日未明、本島地方は8日昼前に暴風域に入る見込み。

 7日午後10時現在、台風の中心気圧は930ヘクトパスカル、中心付近の最大風速50メートル、最大瞬間風速70メートル、中心から半径200キロ以内は暴風域、中心の南東側700キロ以内と北西側440キロ以内は風速15メートル以上の強い風が吹く。8日予想される最大瞬間風速は本島地方65~70メートル、久米島地方75メートル、宮古島地方75メートル、八重山地方50メートル。

 9日午前0時までの24時間の予想雨量は、宮古島地方300ミリ、本島地方200ミリ、八重山地方180ミリの見込み。台風は8日午前9時には中心気圧910ヘクトパスカル、中心付近の最大風速55メートル、最大瞬間風速75メートルとなる。沖縄気象台は「これまで経験したことがない、甚大な被害の発生のおそれがある」としている。