【西原】子、孫、ひ孫、そして、やしゃご-。カジマヤーを迎える宜野湾市の森田吉子さん(95)を囲み、計5世代の親戚約40人が6日、西原マリンパークで毎年恒例のビーチパーリーをした。うち3世代18人は、35年前から模合を続けているメンバー。「親戚なのに赤の他人と変わらなくなっちゃうなんて、寂しいじゃないか」。“吉子おばあ”を慕うビッグ・ファミリーがいる。(平島夏実)

森田吉子さん(手前中央)を囲む親戚一同=6日、西原マリンパーク

 模合は、吉子さんの子どもである賢治さん(71)、元子さん(66)、次雄さん(64)、なごみさん(61)、賢和さん(享年38)の5人が始めた。毎月持ち回りで自宅を開放し、積立金を使って夏はビーチパーリー、冬はホテル会場で忘年会を開いてきた。10年前に幹事を孫世代へ引き継ぎ、2カ月に1度、自宅代わりに食堂や居酒屋に集まる。

 「賢治のひ孫のリアと、俺の孫の夢乃が幼なじみなんだよ? 普通だったら遠すぎて他人だよ」

 次雄さんは熱弁を振るう。

 「誰の子どもかじゃなくて、みんなの子ども。みんなでかわいがるんだよ。俺は自慢できるね」

 一族との結婚は入会が“条件”。賢治さんの長女の婿、平田武さん(64)は結婚と同時に参加し、次雄さんの長男の嫁、森田直子さん(37)は「居心地がいい」と交際当時から加わった。

 吉子さんは、模合を「群星(むるぶし)会」と名付けた。孫の與那原美奈子さん(38)と宮里久美子さん(38)のおなかには女の子が育っており、星の数は今後もますます増える予定だ。2人は、物心ついたころから群星会主催のハンドボール大会などで遊んだといい、「自分の子どもにも同じ楽しみをさせてあげたい」と声を弾ませる。

 マリンパークのあずまやで大人たちにお酒が回ったころ、血のつながった子どもたち10人がスイカ割りを始めた。

 與那原琉亜君(10)は、目隠しのタオルを巻いてもらって「アガッ」。お姉さん格の積愛美(まなみ)さん(8)が、野球バットを持って5回まわるよう数える。「もっと前だよ、前!」と屋我洋希(はるき)君(6)。「行け行けー」と積勇斗君(6)も声援を送る。スイカから真っ赤な果肉がこぼれた時、あずまやから声があがった。

 「小さい星が集まって大きな力になる。発端の吉子がどんなにすごいかってことよ」。