大型で非常に強い台風8号は8日午前9時現在、沖縄本島、久米島、宮古島、石垣島を暴風域に巻き込みながら、宮古島の東北東の約80キロの海上を時速約20キロで北に進んでいる。宜野湾市や南城市、宮古島市、座間味村の約8万世帯、約19万人に避難勧告が出された。沖縄電力によると午前9時現在、大東島を除く県内全域で約9200戸が停電。県内大手スーパーも相次いで臨時休業となっている。

根元から折れた街路樹が歩道をふさいでいた=8日午前10時、那覇市内

 本島南部は次第に風雨が激しさを増している。那覇市の国際通りなどは、コンビニエンスストアなどを除いて軒並み閉店。折れた街路樹の枝が車道に散乱していた。根元から折れた街路樹が歩道をふさいでいるところもあり、暴風の威力を物語っていた。

 8日午前10時30分、渡嘉敷村で最大瞬間風速が50.6メートルを観測した。

 台風の中心気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルで、中心の東側280キロ以内と西側220キロ以内で風速25メートル以上の暴風となっている。

 公立学校は休校、県立6病院は救急を除き休診となった。航空・バス・モノレールの交通機関も始発から欠航または運休。沖縄自動車道は午前4時から全線通行止めとなっている。うるま市の浜比嘉島大橋や海中道路も通行止め。

 宮古島が8日午前2時ごろ、石垣島が午前5時ごろ、沖縄本島南部の一部と久米島が午前6時ごろ、暴風域に入った。

 沖縄本島地方と宮古島地方に暴風と波浪と高潮の特別警報が、石垣島に暴風警報が発表されている。台風は宮古島地方にかなり接近する見込みで、宮古島地方と沖縄本島地方では非常に強い風が吹いており、沖縄気象台は厳重な警戒を呼び掛けている。