四万六千日(しまんろくせんにち)-。江戸時代から浅草寺では、7月10日の観音様の縁日をそう呼ぶ。この功徳日か前日の9日に参拝すると、ご利益が4万6000日、つまり生涯に及ぶとされる。1升分の米粒の数が4万6000粒にあたり、1升と一生をかけたなどといわれは諸説ある

▼東京は例年になく涼しい初夏らしく、きのうは快晴だった。沖縄を暴風雨に巻き込んだ台風8号が北上するため、縁日日和となるか、予報の雲行きは怪しそうだ

▼一方、沖縄では「重大な危険が差し迫る異常事態」と、気象庁が特別警報を呼び掛けている。気になってテレビやネットで大きな災害や人への被害がないか気をもみながら視聴していた

▼異常気象なのか温暖化のせいかここ数年、勢力が一段と強まったり、最大級の警戒を呼び掛ける気象台の注意喚起も増えたようで、台風が以前と変わった感じがする

▼台風慣れしている県民は、逆に「またか」と、あるいは「大丈夫だろう」と考え、警戒感が薄まってはいないだろうか。台風のシーズンは始まったばかりである。無用の心配で終幕を迎えられるよう、気象庁や弊紙ホームページなども参考に、毎回、万全に備えていただきたい

▼二十四節気の「大暑」も、間もなく来る。風雨に加え炎暑への対策もおこたらずに。命を大事にしてこそのご利益である。(宮城栄作)