宮古島では8日、未明から風雨が強まり、ビニールハウスの覆いがめくれるなどの被害も出ていた。特産品のマンゴーは収穫期を迎えており、農家からは「このまま通り過ぎてほしい」と祈るような声が聞かれた。

 「おおばり農園」の下地久子さん(62)は「まだ1割しか収穫してない」と嘆く。7日は普段より多めに収穫したが、欠航で航空便が使えず、冷房の効いた集荷場に保管、農園の防風ネットも二重にした。「台風が過ぎるまで何とかマンゴーの鮮度が落ちないように」と声を落とした。

 強い風の中、収穫前のマンゴーの様子を見に来た農家の男性(75)も「台風の規模を聞いて心臓が止まるかと思ったが、今のところそれほど被害は出ていない。何とかこのまま通り過ぎてほしい」と話した。