自民党県連は9日の党紀委員会(新垣良俊委員長)で、翁長雄志那覇市長に知事選出馬を要請した那覇市議会の自民党所属議員12人について、安慶田光男議長と自由民主党新風会の金城徹会長、仲松寛市議の3氏を最も重い除名、残り9氏を次に重い離党勧告とする処分内容を決定した。10日に処分を伝える文書を送付し、到着後30日以内に不服を申し立てる再審査請求がなければ処分が確定する。同規模の集団処分は自民県連で初めてで、極めて異例の対応となる。

 金城会長は沖縄タイムスの取材に対し、処分の通知を受けて以降、正式にコメントする考えだが「われわれは間違ったことをしていない。(普天間県外移設の)公約を撤回した県連の人たちが、なぜわれわれを処分するのかが理解できない」と反論し、近く会見する考えも示した。

 県連は安慶田、金城両氏の除名について(1)翁長市長に知事選への出馬要請をしないよう求めた県連の指示に従わなかった(2)普天間飛行場の県外移設を求める建白書の実現を目指す「島ぐるみ会議」に参加しないよう求める県連の指示に従わなかった-の2点を踏まえ、県連処罰規定の党の規律を乱す行為などに該当すると判断した。

 仲松氏は過去に県連事務局長を務めた経緯を踏まえ「県連規約や諸制度に通じているにもかかわらず、指示に従わず確信的に行動した」として除名とした。

 離党勧告となった9氏のうち瀬長清氏、知念博氏は出馬要請や島ぐるみ会議を欠席したが、新風会が議員総会で統一行動を確認しているため処分対象とした。

 いずれの処分も県連の通達文書が到着した日から30日以内に再審査請求ができる。同期間に再審査を求めなければ除名となり、離党勧告は自ら離党届を出さなければ除名となる。