アジアで沖縄料理店など22店舗を展開するえん沖縄(那覇市)と製塩業のパラダイスプラン(宮古島市)、飲料製造の琉球アジアン(うるま市)は9日、宮古島の雪塩と沖縄県産黒糖を使った飲料を香港、マカオで販売すると発表した。8日から県内の沖縄ファミリーマート全232店で先行販売しており、8月にも香港とマカオへの出荷を予定している。安定出荷につなげ、沖縄から香港への輸送コスト低減も目指す。将来的にはアジア広域での販路拡大を目指す。

雪塩黒糖ドリンクをPRするえん沖縄の又吉真由美代表(左から2人目)、パラダイスプランの西里長治代表(同3人目)ら=9日、那覇市・EN Garden

 商品名は「雪塩黒糖ドリンク」。香港で人気のある県産の塩と黒糖に着目し、手軽に摂取できるようペットボトル飲料に配合した。ミネラルを豊富に含んでおり、熱中症対策の飲料としても売り込む。価格は500ミリリットル入り110円(税込み)。

 えんグループは、2012年度からアジア向けに卸売事業を手掛けており、昨年から県産ゴーヤーを使った「ごーやー茶」を輸出している。

 ごーやー茶は、香港とマカオで年間2万本以上を売り上げている。雪塩黒糖ドリンクも併せて安定的に輸出することで、香港への輸送コストを1キロ当たり5~6円まで抑えたい考え。通常は船便で15~20円するという。

 えん沖縄の又吉真由美代表は「沖縄で実績をつくり、アジアへ広めたい。ドリンクを柱に輸出量を増やし、流通コストを下げ、県産品の競争力を高めたい」と述べた。