台風8号による被害で、渡嘉敷村渡嘉敷港の消波ブロックが崩れ、10日、渡嘉敷-那覇間のフェリーと高速船が欠航した。那覇市首里の世界遺産「玉陵(たまうどぅん)」の木製扉も外れるなど新たな被害が明らかになった。沖縄電力によると10日午後8時、名護市源河を最後に停電の復旧作業が完了した。最も停電が長かったのは名護市の一部地域で、55時間続いた。

台風8号の高波で倒壊した防波堤=10日、渡嘉敷港(渡嘉敷村役場提供)

 県農林水産部がまとめた10日現在の農水産物、施設などの被害額は22億833万円となっている。

 船の便は10日、本島と周辺離島を結ぶ便や本土航路を中心に49便が欠航した。

 県防災危機管理課がまとめた10日午前0時現在の被害状況は、けが人が重傷2人、軽傷34人の計36人。人の住む家屋の全壊は恩納村の1件、半壊は沖縄市と今帰仁村の計2件、一部破損は名護市の12件など計18件だった。床上浸水は名護市の14件、うるま市や北中城村の各13件、沖縄市の12件など計76件。

 船舶被害は4件、車両被害は26台だった。土砂崩れは恩納村の16件、名護市の14件など沖縄本島中南部を中心に84件発生した。

 避難勧告は8日午後6時半ごろが最大で59万5761人が対象になった。