県教育庁文化財課によると10日現在、台風8号の影響で県内の文化財の被害が1件、文化財指定地内の被害が2件あった。

台風8号の強風で木製の門扉が外れた世界遺産の「玉陵」=9日、那覇市(県教育委員会提供)

 うち、那覇市の玉陵は暴風の影響で入り口の木製の門扉が外れ、門近くにある御番所の屋根の瓦が1カ所破損した。

 玉陵が1977年に復元されて以来、台風の被害を受けたのは初めてという。同課は「木材の劣化も相まって、暴風に耐えられなかったのではないか」と話した。

 読谷村の座喜味城跡は、城跡の東側の斜面地2カ所で地滑りが発生。久米島町の宇江城城跡は、見学用に設置された金属製の仮設階段が折れ曲がった。いずれも、城壁に直接被害はなかった。